簡潔に

大腸内視鏡検査を受けた方の30%前後にポリープが見つかっている。大腸ポリープは大きく分けて非腫瘍性の過形成性ポリープと、癌になる可能性がある腫瘍性の腺腫性ポリープに分かれ、このうち腺腫性ポリープが約80%を占めている。

詳しく
大腸ポリープは非常にポピュラーな病気であり、施設による違いはあるものの大腸内視鏡検査を受けた方の30%前後にポリープが見つかっています。大きいものは血便や下血をきたすこともありますが、小さいものはほとんど症状がなく便潜血陽性や他の症状で検査を受けた際に見つかる場合がほとんどです。
大腸ポリープは大きく分けてがんとは関係ない非腫瘍性の過形成性ポリープと、癌になる可能性がある腫瘍性の腺腫性ポリープに分かれます。このうち腺腫性ポリープが約80%を占めています。

●過形成性ポリープ

過形成性ポリープは直腸やS状結腸に多く、ごく一部の特殊な過形成性ポリープを除き治療の対象になりません

●腺腫性ポリープ

腺腫性ポリープは癌になる可能性があるためポリープ切除の対象となります。一般的な腺腫性大腸ポリープは数年かけて徐々に大きくなり癌となるものが多いので、大きさ等を考えて治療(ポリープ切除)を行うかを判断します。また、ポリープではないものの他の平坦な形や陥凹した形の腫瘍の中にはがんになるスピードが速いと考えられる病変があり、小さくても早く治療をお勧めする場合があります。
5mm以下のポリープのほとんどは成長が緩やかで、数年を経ても大きくならないものも多く見られることがわかってきました。そのため5mm以下のポリープでは、ポリープの形、年齢などを考慮して総合的に治療するかどうかを決定します。
​大腸ポリープ6mm
​大腸ポリープ10mm
大きさが5mmを越えると、がんになる可能性が出てきますので、原則治療をお勧めします。1年経ってもほとんど大きさに変化がないものもありますが、仕事などの都合を考慮し、1年以内の治療をお勧めします。
10mmを越えるとがんになっている確率が10%を越えます。放置するとがんになる確率が高くなりますので、治療をお勧めします。
治療したあとは、必ず1年前後で再検査をお受けになり、他にポリープがないことを確かめる必要があります。
​※治療(ポリープ切除)については内視鏡検査の治療のページを御覧下さい。

大腸ポリープ