簡潔に

小さいものは良性であることがほとんど。治療は経過観察のみとなる。経過を見ていく中で3cm以上のものや増大傾向のあるものは、超音波内視鏡検査等を行い、悪性が疑われる場合は手術が必要。

詳しく
胃の壁は、粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜層からなっています。胃にできる腫瘍は、胃の粘膜から発生したと考えられる上皮性腫瘍(いわゆるポリープや癌など)と、粘膜より深いところから発生した非上皮性腫瘍(粘膜下腫瘍)に大きく分けられます。
​胃の壁断面図
粘膜下腫瘍には、筋原性腫瘍、迷入膵、神経性腫瘍、カルチノイド腫瘍、顆粒細胞腫、悪性リンパ腫、脂肪腫などいろいろなものがありますが、いずれも内視鏡検査の際は似たような形態をとります。
粘膜下腫瘍は一般的にはあまり聞くことはない疾患だと思いますが、内視鏡検査では比較的みられることの多い疾患です。
粘膜下腫瘍は粘膜の下に病変の主体があるため、通常の内視鏡のみでは、診断が難しいことが多く、これらの腫瘍の鑑別診断には超音波内視鏡検査(EUS)が有用です。
症状はなく小さいものは良性であることがほとんどであるため、治療としては経過観察のみとなります。経過を見ていく中で大きくなってきた粘膜下腫瘍の場合は、悪性化を疑う必要がありますので、3cm以上のものや増大傾向のあるものに関しては超音波内視鏡検査等を行い、悪性が疑われる場合には手術が必要となります。

胃粘膜下腫瘍

いねんまくかしゅよう