胃内視鏡検査について
眠ったままで苦痛のない胃内視鏡検査を
 胃内視鏡検査は、大腸内視鏡検査と比べると技術的難易度は低く、検査をすること自体は容易です。基本的には麻酔で眠った状態であれば、苦痛なく楽に受けることができます。
 
 ただし、麻酔をしていたのに苦しかったという経験をお持ちの方も多いように、麻酔をしてさえいれば、楽に検査を受けれるという訳ではありません。容易であるからこそ、検査の際に苦痛を与えずに検査を受けてもらえるかを考えているかどうかで違いがでます。

(苦痛のない内視鏡検査を可能とするには・・)
 喉を内視鏡が通過する際の反射や苦痛を手技的に抑えることや、無駄な操作をなくし余分な時間をかけることなく検査を終えることで、麻酔は有効となり眠ったままで内視鏡検査を受けていただけます。
 後述の細径の胃カメラでの比較にもあるように、苦痛の少ない検査を行なう方が、スムースに検査が進むため検査自体も短時間で終ることができます。
胃カメラの比較 より苦痛のない検査を
細径胃カメラ 
胃カメラ 胃内部の様子

胃内視鏡写真
(胃体部(胃の中央部))

胃内視鏡(XP260)先端部

胃内視鏡の先端部の比較
 (XP260と従来機種の比較)

XP260

XP260

胃内視鏡検査時の心電図の変化
 (XP260と従来機種の比較)

胃内視鏡(XP260)の大きさの比較
色鉛筆とほぼ同じ太さです。

 内視鏡検査を病気を見つけるためスクリーニング検査とポリープ切除や潰瘍出血の止血などの治療としての内視鏡検査を分けて考えた場合、スクリーニング検査としては出来るだけ楽に検査を受けられるということが重要となります。一度苦しい思いをされた方は次の機会には検査を受けようとされなくなることが多いためです。

 
毎年、検査を受けてもいいと思ってもらえることが、スクリーニング検査では必要であり、その結果、早い状態で病気を見つけることが可能となります。

 当院ではスクリーニングとしての検査では、最新の極細のカメラ(左の写真)を使用しています。
先端部径5.0mm、挿入部径6.5mm色鉛筆とほぼ同じ太さですが、先端部が細いため挿入時の抵抗感も少なくてすみます。左下の写真で標準的な9〜10mmの胃カメラと比べるとその太さの差がわかると思います。

 この太さは鼻から入れる胃カメラと同等で、これを鼻ではなく口から入れるわけですから、抵抗もなく楽であることは想像いただけると思います。このカメラの場合も麻酔をして眠った状態で受けていただきますので、
胃カメラに対しての苦痛のあるイメージを必ずなくしていただけると思います。


 胃カメラがのどを通過する所が一番苦痛があり心拍数もピークになりますが、メーカーのデータでは細径スコープの方が心拍数の平均が明らかに低下しており、検査時間も細径の方が短くなっています。これは苦痛が少ない方が検査がスムーズに進むためです。このデータは麻酔なしのデータですが、麻酔を使用した場合には、ほとんど変化が見られないことが多く、麻酔の量も細径の方がより少ない量での検査が可能です。

内視鏡の違いについて

 胃カメラの場合は検査着に着替える必要はありませんので、そのままの服装で検査室へ移動し、ストレッチャーの上に横になります。局所麻酔薬を喉の奥に30秒ほどためて喉の局所麻酔を行います。その後に眠くなる薬を注射しますが、眠ってしまう前に口にマウスピースをくわえてもらいます。


 検査室へ移動し検査の準備をします 

 診察を受けていただいた後に、内視鏡室(中待合室)に移っていただきます。手荷物をロッカーに入れていただいた後、胃の中の泡を消すためのお薬(約30ml)を飲んでいただlきます。

 診察後に内視鏡室(中待合室)へ入ります 

 
 胃内視鏡検査の流れについて 
  眠ったままで検査と検査後の移動を行ないます 

 検査は観察のみであれば数分で終ります。検査後は眠ったままストレチャーで休んでいただくスペースへ移動します。普通は1時間ぐらいで目が覚めますが、個人差があり2時間かかる方もいます。(その場合でも休んでいただくスペースは十分用意してあります。)目が覚めた後で撮影した写真(20枚程度)を画面でお見せしながら結果の説明をさせていただきます。